料理についての考察

二日間料理をしたことでいろいろなことが分かった。考えれば考えるほど奥深い。

1.料理は頭をとても使うということ
どのタイミングでどの材料とどの調味料をどのような順番で調理していくかといった論理的な思考力もさることながら、調理作業を効率的に進めるための最適な配置を考える空間的な思考力もとても大事。
2.基本がとても大切ということ
最終的に目指すものはオリジナリティの創造だが、基本をろくに理解しないで自流を展開することは大怪我につながる。
3.季節を利用すること
「旬の食材」という言葉が表している通り、料理と季節は切っては切れない関係にある。季節外れの料理は食材の調達などでコスト的に負荷がかかること以上に、完成した料理のパフォーマンスを著しく下げてしまう。逆に季節を利用することができれば料理の良さを最大限引き出すことができる。
4.目的の再確認
料理は作ることがゴールではなく最終的に誰かに食べられてはじめて完成する。さらに突っ込んで考えてみると、料理の究極の目的はそれを食べる人を喜ばせることにあり、その観点において料理は手段に過ぎない。目先の仕事に追われて仕事をこなすことが目的化している自分に気づいた。