水煮三国志

三国志に登場する人物をモチーフにした架空小説兼ビジネス書。
劉備曹操孫権がそれぞれ電器メーカーを経営しながら覇権争いを展開していくという形で物語は進んでいく。
話の途中で経営マネジメント、タイムマネジメントマーケティングマネジメント等のビジネスメソッドが丁寧に解説されており、小説として以上にビジネス書として読んでいてとても勉強になった。
「徐州電器の陶謙社長」など三国志の基本知識が無い人には何がなんだかさっぱり分からないと思うけど、多少なりとも三国志の知識があれば、親しみをもって本書を読むことができる。

書名の「水煮」について…四川料理の人気メニュー「水煮魚片」(油で揚げた唐辛子と山椒がたっぷり入った川魚の水煮。その辛さは強烈)のように〔ピリ辛の風刺を効かせた〕という意味で本書は使っている(本書帯より抜粋)。

水煮三国志

水煮三国志