Phineas Newborn Jr.『A World Of Piano』
- アーティスト: フィニアス・ニューボーンJr.,ポール・チェンバース,サム・ジョーンズ,フィリー・ジョー・ジョーンズ,ルイ・ヘイズ
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
- 発売日: 2007/10/17
- メディア: CD
- この商品を含むブログ (7件) を見る
10本の指がそれぞれ別々の意思を持ち、華麗に&激しく鍵盤の上で舞う奏法に度肝を抜かれる。
Phineasは持病の精神疾患のため、アルバムをそれほど世に残さなかったのが残念。
さて、本作について。
1.CHERYL。
アルバム全体のスピード感を決定づける曲。
3分44があっという間に過ぎ去ってしまう。
2.MANTECA
1曲目から続く興奮を更に高みに昇華させる曲。めまぐるしく鍵盤が上下し、まるでジェットコースターに乗っている印象。
3.LUSH LIFE
重厚なメロディに酔いしれる。草原に寝そべっているときに聴きたくなる曲。
4.DAAHOUD
出だしはチャーミングなピアノソロ。でも気づいたら、急行電車に乗っていた感じ。
5.OLEO。
毎回聴いてビビる曲。彼の指はいったいどうなっているの?人間業とは思えない速弾き。
速けりゃ良いってもんじゃないことぐらい知っているが、とにかく、早い。
6.JUICY LUCY。
アルバムを通して、一番メロディアスな曲。スウィング、スゥイング、スゥイング。思わず、体が左右に触れてくる。
7.FOR CARL
何度も繰り返される主メロディはどことなく物悲しい。
8.CABU
シャープなピアノソロにドラムが気持ちいいくらい絡み合っている。興奮状態のままアルバムを締めくくるに相応しい曲。